中小企業の経営者なら誰もが悩む資金繰り。
大阪のような大都市では競争が激しく、必要な時にすぐにお金を調達できるかどうかが、事業の継続を大きく左右します。
この記事では、大阪で利用できるファクタリング会社の中から、長年の実績があり、信頼できる8社を厳選してご紹介します。
大阪のファクタリング会社8選
大阪府内には多数のファクタリング会社が存在しています。経営判断に必要な情報を整理し、各社の特徴を詳しく解説するので参考にしてください。
おすすめファクタリング会社の比較表
業者名 | 契約方式 | 手数料 | 審査時間 | オンライン対応 | 営業時間 |
---|---|---|---|---|---|
ビートレーディング大阪支店 | 2社間、3社間 | 2%から | 最短2時間 | 可能 | 24時間対応 |
ピーエムジー(PMG)大阪支店 | 2社間、3社間 | 7%から20% | 最短2時間 | 可能 | 平日9:00-18:00 |
アクセルファクター大阪支店 | 2社間、3社間 | 3%から10% | 最短即日 | 可能 | 平日9:00-18:00 |
西日本ファクター | 2社間、3社間 | 2.8%から15% | 最短即日 | 可能 | 平日9:00-18:00 |
トラストゲートウェイ大阪 | 2社間、3社間 | 3%~ | 最短即日 | 可能 | 平日9:00-18:00 |
アクリーティブ株式会社大阪支店 | 3社間ファクタリングのみ | 非公開 | 初回は10営業日前後 | 不可 | 平日9:00-18:00 |
NSパートナーズ株式会社大阪支店 | 3社間ファクタリングのみ | 非公開 | 約1週間程度 | 不可 | 平日9:00-18:00 |
ベストファクター大阪支店 | 2社間、3社間 | 2%~ | 最短即日 | 可能 | 平日9:00-19:00 |
大阪のファクタリング会社の特徴と強み
大阪のファクタリング会社に関して、特徴と強みを解説していきます。
大阪は、やはり大都市圏という要素も手伝って選択肢が豊富であり、また、東京資本の各大手ファクタリング会社の大阪支店が進出してきているという部分でもメリットを享受できるでしょう。
手数料率に関してもさほど高すぎるということもなく、審査時間も大手水準である約1日程度というものが多いため、使い勝手は良いと言えます。
さらに、介護報酬債権やその他特殊なファクタリングに対応している業者も見られます。こうした特殊な局面においても、大阪であればファクタリング会社選びに困ることはなさそうです。
選び方のポイント
ファクタリング会社を選ぶ際は、大阪市内の中心部や梅田・難波などターミナル駅の近くにある会社なら、気軽に立ち寄れて便利です。
一般的な手数料の相場は2~8%の範囲で、10%を超える会社は避けたほうが無難です。
資金調達を急いでいる場合は、書類提出から入金までの速さも重要な判断材料となります。特にオンラインで手続きができる会社であれば、スピーディーな対応が期待できるでしょう。
また、銀行系と独立系では審査基準が大きく異なります。銀行系は手数料は安いものの審査が厳しく、独立系は審査は緩やかですが手数料が少し高めという特徴があります。
自社の財務状況や、資金がどれだけ急ぎかを考えながら、最適な会社を選びましょう。
ファクタリングの手続きと注意点
スムーズに資金を調達するには、経営者自身が手続きの流れをしっかり理解しておくことが大切です。
ここでは、ファクタリングの手続きと注意点について解説します。
ファクタリングの手続きの流れ
ファクタリング会社で審査が行われる際には、会社の経営状況や、売掛金の支払い先となる取引先の経営状態などが確認されます。
契約書に署名・捺印をすると、あとは入金を待つだけです。通常、即日から3営業日程度で指定した口座に入金されます。入金を確認したら、経理処理も忘れずに行いましょう。適切な処理を怠ると、後で税務上の問題が起きかねません。
ファクタリングの必要書類
ファクタリングを申し込む際は、まず会社の基本書類が必要です。
3ヶ月以内に発行された登記簿謄本と印鑑証明書の原本を用意しましょう。また、会社の経営状態を確認するため、
直近の確定申告書と決算書の提出も求められます。決算書は正確な数字を記載することが重要です。売掛金の裏付けとなる書類として、
請求書や納品書、発注書なども必要です。取引先との契約書がある場合は、それも一緒に提出しましょう。ファクタリング利用時の注意点
売掛金の水増しや架空の請求書作成は絶対に避けてください。たとえ一時的な資金繰りに困っていても、こうした行為は犯罪となり、詐欺罪に問われる可能性があります。経営が苦しい時こそ、正しい方法で資金調達を行うことが大切です。
また、同じ売掛金を複数の会社に譲渡することも決して行ってはいけません。これは二重譲渡として違法となり、損害賠償を求められるだけでなく、刑事罰の対象にもなりかねません。
契約書の内容もしっかり確認しましょう。特に手数料の計算方法や支払いの条件など、お金に関わる部分は注意深く読む必要があります。
分からない点があれば、必ず担当者に質問してください。中小企業の場合は、顧問弁護士にも内容を見てもらうと安心です。
大阪企業のファクタリング活用事例
ファクタリングを上手に活用して成果を上げた企業もあれば、思わぬトラブルに見舞われた企業もあります。
ここでは、大阪の企業が実際に経験した成功例と失敗例をご紹介します。
成功事例:資金調達で事業を拡大
公共工事の受注を請けていた大阪市内のA建設は、工事が完了してからお金が入るまでに3ヶ月以上かかるため、従業員の給料や協力会社への支払いに頭を悩ませていました。ファクタリングを利用したところ、スムーズに資金を確保できただけでなく、新しい案件も積極的に受注できるようになりました。
堺市のB製造では、ライバル会社に先を越されないよう、ファクタリングなら設備投資資金が早く調達できると考えました。その結果、生産能力が大幅に向上し、売上も前年より3割も増やすことができたのです。
失敗事例:トラブルに巻き込まれたケース
一方で、ファクタリングの利用がうまくいかなかった例もあります。
大阪府内のC社は、契約書の確認が不十分だったために大きな痛手を負ってしまいました。
当初、手数料は3%という説明を受けていましたが、実は契約書の細かい条項に「状況に応じて手数料率を変更できる」という一文が。それを見落としていたために、途中から手数料が8%に引き上げられても異議を唱えることができませんでした。
予想以上の支払いに資金繰りは悪化。最終的には事業の規模を縮小せざるを得なくなり、残念ながら従業員を減らすことにまで追い込まれてしまいました。
事例から学ぶファクタリング活用のコツ
まず大切なのは、 契約内容をしっかり確認することです。手数料がどう計算されるのか、支払いの条件はどうなっているのか、途中で条件が変わることはないのか。
売掛金の支払い先となる 取引先の経営状態もチェックしてください。取引先に支払い能力がなければ、せっかくのファクタリングも台無しになってしまいます。必要に応じて調査会社のレポートなども活用し、取引先の経営状況をよく確認しておくことをお勧めします。
社内での管理体制もしっかり整えましょう。どの売掛金をどの会社に譲渡したのか、きちんと記録を残して管理することで、うっかり同じ売掛金を二重に譲渡してしまうといったトラブルを防ぐことができます。
こうした管理は担当者任せにせず、経営者自身もしっかり目を配るようにしましょう。
まとめ
ファクタリングは、中小企業の資金繰りを助ける心強い味方となります。大阪では、多くの会社が提供するサービスの中から、自社に合った選択ができます。
ただし、会社選びから実際の手続き、その後の管理まで、いくつかの重要なポイントがあることも忘れないでください。信頼できる会社を選び、必要な書類をきちんと準備し、契約内容をよく確認することが大切です。
この記事でご紹介した成功事例のように、ファクタリングをうまく活用すれば、事業の成長を後押しする強力な手段となるはずです。
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